子どもがいる家庭で備蓄しておきたい避難用具とは
関西・北海道の方、大丈夫でしょうか。
停電等で不便な生活の中、余震もあって休まらないですよね。。。
どうかくれぐれもお気をつけください。
東日本大震災以降、自宅に避難グッズを常備する家庭も増えたのではないでしょうか?
大人ならある程度の不便は我慢できますが、小さな子ども、特に赤ちゃんは我慢なんてできません。
子どもがいる家庭では、何をどれくらい備蓄しておくといいのかを、東日本大震災での経験を踏まえながら書いてきます。
最低限準備しておきたいもの
まずは、子どもの有無にかかわらず、最低でもこれだけは準備しておきたいというものです。
消費期限があるものについては、こまめな交換が必要となります。
①水
災害=停電というイメージが強いですが、さらに断水になると深刻さは一気に増します。
・飲み水
・傷の洗浄
・トイレの処理
・赤ちゃんのミルク
など、水はいくらあっても困りません。
私の経験談
東日本大震災時は、最初数日は水が出ていましたが、のちに断水となりました。
おまけに給湯器まで壊れていてお湯も使えない状態となり、さらには福島原発の情報が断片的にしか入ってこず、不安をあおられました。
私の実家も主人の実家も離れているため、どちらかに避難することに決めました。
公共の交通機関がどれだけ動いているのかという情報もわからず、あらゆる可能性を考えて荷造りしました。
スーツケースには、
・ペットボトルの水
・トイレットペーパー
・ブランケット
・カップ麺
・割りばし数本
・数日分の着替え
などを詰め込みました。
断水になれば給水車が来ることもあり、使う水に困ることはないかもしれませんが、移動を考えるとペットボトルの水は重宝します。
家族が多いと大きいボトルで準備しがちですが、500mlのペットボトルも数本は準備しておきましょう。
②食パン
食パンを冷凍しておくと、非常時に助かります。
食パンなら、赤ちゃんでもパンがゆにして食べさせることができますよね。
冷蔵庫の中にある野菜やハムでサンドイッチを作ることもできます。
停電になるとご飯が炊けませんので、パンがあると便利です。
ただし、冷凍した食品は1ヶ月を目途に食べきってください。
もちろんレトルトのおかゆや缶詰も常備しておくともっと安心です。
③ガスコンロ・ガスボンベ
万が一ガスが止まってしまっても、ガスコンロがあるといろいろなことができます。
停電になると、冷蔵庫が使えません。
なので私は、食材を使い切ろうと、お肉や野菜、トマトジュースなどでトマト鍋を作ったりしました。
また、鍋でお米を炊いたりも。
鍋でお米を炊くと炊飯器よりも早くていいのですが、結構鍋にこびりつきます。
極力荒い物は減らしたいので、緊急時以外はおすすめできないかも。。。
ガスボンベは使用期限が約7年と長いので、普段あまり使わないという人もまめに買い替える必要がなく嬉しいですね。
④懐中電灯・ラジオ・乾電池式充電器
停電したからといってろうそくを使用するのは危険です。
特に地震の場合は余震がありますから、万が一ろうそくが倒れてしまうと火災になる危険性が高まります。
なので、懐中電灯(ラジオ付きが便利)をわかりやすい場所に置いておくのがおすすめです。
停電中は情報不足になりますので、乾電池式の充電器を用意して常にスマホを使える状態にしておきましょう。
経験談
当時私は乾電池式の充電器は持っていませんでした。
充電も切れてしまい困っていたところ、買い物途中に見かけた歯医者さんで自家発電を利用してコンセントを置いていてくれたのです。
ありがたくお借りし、無事に充電することができたのでした。
ここで充電したおかげで、被災地ではない土地に住む友人に連絡を取り、交通機関等の情報を教えてもらい、無事に実家へ帰ることができました。
⑤お菓子
疲れているときに甘い物は結構な癒しとなります。
特に子どもがいる家庭ではあると助かるものの一つです。
食料が尽きてしまっても、お菓子があれば何とか耐えられます。
カンパンに比べてクッキーやクラッカーは食べやすいので、非常食用に置いておくことをおすすめします。
⑥ウェットティッシュ・ビニール袋
特に赤ちゃんのいるご家庭では、ウェットティッシュ(おしりふき含む)の消費量ってハンパないですよね。
常にストックはあると思いますが、まめに在庫確認をして買い足しておきましょう。
ちなみに、おしりふきもウェットティッシュも成分を見るとまったく同じです。
「おしりふきで手や食器を拭くのは抵抗がある」という方もいるかもしれませんが、名称を変えただけと思って気にせず使いましょう。
ただ、ウェットティッシュをおしりふきとして使用する場合、アルコール成分が入ったものは赤ちゃんの肌に使用する際はご注意ください。
使用済みのおむつをビニール袋に入れて捨てたりするので、ビニール袋もたくさんあると思います。
このビニール袋も、
・手袋
・ラップ
・敷物
等の代わりになりますので、あるとかなり便利です。
備蓄量はどれくらいあるといいの?
今回の北海道のケースでは、停電の完全復旧には1週間程度見込まれるとの報道がありましたら。
災害の規模や被災状況によってももちろん違いますが、備蓄量はどれくらいが適量なのでしょうか。
最低でも3日分はあると安心
量としては、最低でも3日分くらいは過ごせるように準備しておくと安心です。
特にミルクを飲むあかちゃんがいる場合、消費量もぐんと増えますから、1日にどのくらいの量を使うのかを把握し、
3日分+1本くらいは余分にストックしておくようにしましょう。
まとめ
これを書いていて、東日本大震災のときのことを思い出しました。
食料や雑貨を求めて自転車で動いたり、水をもらいに給水所まで行ったり。。。
当時はまだ子どもがいなかったので、フットワークも軽く動けましたが、子どもがいたらそうはいきません。
保育園・幼稚園まで迎えに行くルート、連絡手段、避難場所なども改めて確認し、もしもの時も慌てずに対処できるといいですね。
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